Mike Breckerの発想と閃きの研究プログラムⅠ修了アンケート
お名前(Mr.A.O )年齢(57才)学校(東京理科大学(理工学部))ご職業(IT系エンジニア)
楽器(Trumpet、Flugelhorn)演奏歴(約30年)お住まいの地域(千葉市)
修了したsonic program の種類・時系列 (気まま、コード系、イメフィン、ImprovisationⅠ、Ⅱ、Pro Ⅲ、Advanced Improvisation、イヤトレ)
①Brecker氏のアドリブをコピーする事が目的では無く、
如何にその発想に至ったか?閃きの原点を探るプログラムⅠは如何でしたでしょうか?
Mike Brecker氏の演奏技法(フレーズ)には、ずっと前から興味を持っていたため、
色々な発見とその演奏技法への道しるべを得ることができたと思います。
②発想を理解した上で、「次に自分がその場で閃きを持つ為の研究」をこと細かく解き明かして行く訳ですが、面白かったですか?
ご感想や記憶に残るエピソードがありましたらお教えください。
はい。内容がとても濃厚で、充実した研究でとても面白かったと思います。
特に、市販されているコピー譜の解説やコメントは全くあてにならない事が判ったので、
Sonic Solfaの威力(解読脳、練習手順)を改めて思い知らされました。
③このプログラムはImprovisation Ⅳのレベルを修了した方を対象としていますが、何故だと思いますか?
Mike Breckerのフレーズやメロディとの関係について、色々な角度から見つめ直し、検証しなければ、
Mike Brecker本人の発想と同じ次元で思考することができません。
そのためには、Improvisationを十分に実践できる技能が必要です。
特に、Ⅴ7Alteredまでの演奏技能は必須であるため、Improviation Ⅳのレベルを修了している必要があると思います。
また、Improvisationする上で必要な発想と練習手順が何かを心得ていなければ十分な成果が得られないと思います。
このプログラムの目的は、単にMike Breckerの発想や閃きを解き明かすことではなく、
それと同じ発想で実践して再現するために必要なトピックを見い出すことだと思います。
従って、実践で使えるための発想のレベルまで具体化し、その上で同じ発想でありながら自由なメロディ創作をするわけですが、
そのために必要な基本技能を身に付けていなければ、時間を浪費するだけで意味のある学習にならないと思います。
④未だ、研究プログラムⅠを終えたばかりですが、Brecker という人はどういう精神構造の方だと感じられましたか?
曲を正統に深く理解し、緻密な分析と高度な発想で実演する、人並外れた努力と冷静な判断を維持ができる、
モチベーション・コントロールがとても上手な人だと思います。
⑤Mike Brecker 氏のアドリブコピーは沢山の方が出版や投稿、そしてコピー練習をされていますが、
根本的に、何故その発想に至ったか?その閃きのきっかけは何か?の、脳の思考回路マッピングについては未開発です。
その点、どう感じられましたか?
一般的なコピー練習の目的が何かによっても意見が分かれるかもしれませんが、
少なくともSonicに通って学習する目的は、アドリブのソロの組み立てや自由なプレー(フレーズ創作)を目指しているわけですから、
最終的にはアドリブを実践する上でのリアルタイムな発想(その場の発想)に帰着します。
「発想」、つまり与えられたコードの捉え方や演奏アプローチを見極めることで、意味のある発想を共有できるわけです。
この観点の分析までは、一般的なコピー譜からでは到底得ることができず、結果コピー練習に始終して時間切れとなってしまいます。
Mike Breckerの発想と閃きの研究を通じて、脳の思考回路マッピングを作り上げ、
解き明かされたフレーズが意味を持つことになりますが、単なるコピー練習だけでは「発想」がないわけですから、
実践の場では意味を持ったフレーズ、説得力のあるフレーズを得ることは不可能だと言わざるを得ないと思います。
⑥これから、このプログラムの受講を目指していらっしゃる方々にアドバイスをお願い致します。
勿論、基礎技能やImprovisationⅣを修了された方であれば、
このプログラムを受講することでMike Breckerの発想や思考を理解することはできます。
そして、Sonicを駆使すれば、その思考を自分でも実践できるようになるための道具は十分に揃っていると思います。
当然、探求心も必要です。
しかし、それを実践できるレベルまで仕上げるのは、全て自分になることを忘れてはいけません。
誰かのモノ真似ではなく、自分の理想像を具体的に抱き、それに向かって努力すれば必ず成果が得られます。